「シアターシュリンプ 第2回公演」ってことで、昨年の「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」に続き、エビ中の舞台公演の第2弾。運よく東京千秋楽(公式の言い方だと8儲け目)のチケットが取れたので、今回は劇場に観に行きました。
ざっくりした感想は、前作同様小劇団風の感じで全体的に良かったです。オチが若干弱かった気がしてるので、そこだけちょっと残念やったかな?でも、小ネタも色々あっておもしろかったです。
エビ中メンバーの演技力は確実に上がってますね。前回公演後、安っさんはシベリア少女鉄道の舞台に呼ばれていますし、たなひー・りったんは映画、まやま・みれい・ぽーちゃんはドラマとありましたし、ぁぃぁぃはこの4月からドラマのレギュラーも決まってますしで、エビ中メンバーは演技の方でもどんどんステップアップしていきますね。
そして何より、みんなが本当に楽しそうにやっているように見えました。裏は大変だったんでしょうけど、少なくとも表では楽しそうに見せられるエビ中のメンバーはすごいと思います。
演劇なので、箱はあまりデカくできないですし、グッズ販売もそれほどできるわけではないので、ライブに比べて儲けは薄いとは思いますが、評判はいいと思いますし、元々スターダストは俳優さんの事務所なので、メンバーのスキルアップという意味でも、シアターシュリンプの公演は続けていって欲しいです。ファミえんや大学芸会のように、恒例化してくれるといいですね。
そういえば、最初間違って劇場の裏側(入口の反対側)に行ってしまったんですが、「星名美怜様」宛のお花が搬出されていくところでした。誰から送られたものかは見えませんでしたが、確か東京公演はお花お断りやったような…。
生写真、2セット買いました。ぁぃぁぃ・みれい・ぽーちゃん・りったんが各2枚、まやまとたなひーが各1枚、安っさん・りななんはなし。
以下、各個人の配役と感想など。超絶にネタバレを含むので、BDで後から楽しむ人はご注意を。ってどうせ誰も見てないから気にせんでもええかw
まず、エビ中以外の俳優さん2名について。どちらもシベリア少女鉄道の方ではありませんが、シベ少の公演によく出演されているようです。
加藤雅人 : ゲームクリエイター。1秒間に24連射という技を持つ「加藤名人」として一世を風靡、中年男性なら誰もが知っている。
前作で教師役として出演していた加藤さん、今回もいい具合のクズキャラで、さすが劇団の主宰という感じです。人見知り集団のエビ中にとっては、一度仕事している人ってことで、やりやすかったと思います。あ、でも、安っさんは6儲け目?に見に来てた尾形回帰に早くも人見知りしてたぐらいやから、一年ぶりやとリセットされてたかも?w
浅見絋至 : 週刊誌記者。読者層を考えた末、加藤の熱愛スクープを狙って、柏木と一緒に店員としてファミレスに潜入してきた。
最初、"さらば青春の光"の森田(100那由多!って叫んでる方)かと思ったw 顔の感じ(髪型だけかな?)とかテンションとかが似てたもんで…間違ってすみません。こちらは週刊誌記者のがめつさが良く出てたかなと。声のデカさはさすが舞台俳優さん。なぜかケータリングの写真ばかりつぶやいてましたねw
続いて、エビ中の面々。
真山 : マンガ雑誌の編集者。小林の原稿を取りにファミレスにやってくる。ずっとイライラしているが、小林の締切が迫っていること以外に理由がありそう。
ドラマ出演も経験したからか、前よりも演技臭さがなくなった気がしますが、それでも舞台ということを意識した大きな動きでした。序盤のちょっと大人の女性を演じるところはまだまだって感じですが、まあそれは年齢的に仕方ないですよね。後半の甘える女性の役はなかなか良かったと思います。ラジオではあんなに噛むのに、舞台では全然噛みませんねw
安本 : 高校生。小林、中山と同級生。中山と2人で「学校帰りにファミレスに寄る」という凶悪犯罪wを実行する。その後、中山の「ビジネス」にどんどん巻き込まれる。
安っさんはドタバタが似合いますね。こういう劇団のお芝居にはかなり大事な要素です。だからこそ去年ピンでシベリア少女鉄道の舞台に呼んでもらったりしたのでしょう。前作よりもハマり役やった気がします。前にも書きましたが、エビ中の中では安っさんが一番「スターダスト顔」だと思うので、この先ドラマや映画というのも期待してます。
廣田 : ファミレス店員。呼出ベルを押された席は間違うし、注文ひとつちゃんと覚えられない、かなりのおとぼけ。
今回は声の特徴が活かされた役でしたね。そういえば、前作でもロボサンでもたまこちゃんでも、普通の女子中高生(普通ではないかw)役でしたね。今まで意外にこういう役ってなかったなと。2儲け目?を見に行ってた知り合いが「ぁぃぁぃの衣装はわざとだろw」とつぶやいていたのですが、開演してすぐ意味が分かりました。アレ狙ってるとすれば、校長やるな!と思いますwww
星名 : 刑事。20年前の事件の「黒幕」とやらを追ってファミレスで張り込みを行う。ただ、何か仕事上の悩みがありそう。
前作からの役の振り幅が一番でかかったんじゃないでしょうか。自分がやりたいと言ってた役みたいですが、気合い入りすぎてたのか、小道具落としたりちょっと噛んだりしてましたね。まあなんか少し前に体調不良になったみたいなので、本調子ではなかったのかもしれません。まやま同様、大人の女性役はもうちょっと先かな?
松野 : 売れないタレント。かつては子役で一世を風靡した…らしい。加藤とのスキャンダルで売名を狙っている。
今回もなかなかのクズ役でしたね。そして、お笑いキャラとしてもなかなかやったと思います。キャスター付バッグの引っ張り(というか押し)方とか、ちょっと寛平ちゃんを彷彿とさせる面白さでしたよ!(ちょっと褒めすぎかな?w) そして、やっぱり背が高いので、舞台での見栄えは良かったです。諸事情あるのは分かりますが、チャイナドレスに黒のパンストはないわw
柏木 : 週刊誌記者。浅見の部下で、加藤の熱愛スクープのために浅見にこき使われている。なぜかファミレスの仕事も先輩の廣田よりもこなしている。
難聴は無事治ったのかな?というのは余計な心配だったようです。今回は少し大人の設定で、今のたなひーのビジュアルだとなかなか難しい役かな?という気がしますが、しっかりこなせていましたね。笑顔のかわいいたなひーですが、映画でもそうでしたが、この人は怒ってる演技がすごくいいと思います。
小林 : 高校生。賞をもらったことをきっかけに漫画家としてデビューし、新連載が始まるも、締切間近になっても真山になかなかOKがもらえずに悩んでいる。
前作同様、オロオロする感じはとても良かったです。それと、取材してるときのがっつき具合とか、大げさにやってたんでしょうけど、普段のぽーちゃんもあんな感じなんかぁ?と思ってしまいました。オトナヘノベルのときのぽーちゃんも良かったですが、俺は演劇のぽーちゃんの方が好きです。
中山 : 高校生。汗水垂らして稼いだお年玉wを全額銀行から下ろしてきたので、気が大きくなっているが…。「大人の社会」を何か勘違いしている。
この人の失敗から始まったドタバタ劇なので、キーマン(キーウーマンか?)ってことになりますね。ぽーちゃんへの敵対心剥き出しのところとか、みれいを騙すところとか、「お金さえもらえれば…」のところとか、明らかに「悪りったん」に磨きがかかってるw そういえば映画でも悪かったし、監督や演出家はりったんの良さが分かってるんやなとw
以下、上記にない印象に残ったことを備忘録的にキーワードだけ羅列。
・ごゆっくりどうぞ~
・ドリンクバーっていくら飲んでもいいだよね?
・マキ…マキ…
・「センテンスだかスプリングだか知らねぇけどよ!」
・事件は大抵、女子トイレで起こるんだから!
最後に、パンフレットの正誤表。その間違いは一番やったらアカンやつやろwwwwwwww
他にも、句読点が2つ続いてたりとか、作りが若干雑やなぁ…劇が良かっただけに残念。
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