エビ中 秋風と鈴虫と音楽のしらべ 題して「ちゅうおん」 2017

2017年9月25日月曜日

Idol Live

t f B! P L
お盆に帰省しない分をシルバーウィークあたりにする、というのが例年の行動だったが、今年は出張やカレンダーの都合もあって取りやめ。まあ、結局は先週大阪に帰ってはおるけど。っちゅーことで、秩父のミューズパーク野外ステージで行われる「ちゅうおん」に行ってきた。

ファミえんのとき同様、3部構成で。

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(第1部 全体の感想)

今回のライブ、「全員着席」「コール禁止」「ペンライト禁止」という、およそアイドルのライブとは思えない制限があった。もちろん、エビ中としては初めての試み。なので、どういう雰囲気なのか、どういうセットリストでくるのか、楽しみではあった。

結論から言うと、元々俺はコールとかあんま好っきゃないというのはあるが、もうこのスタイルのライブだけでもええんちゃうん?って思うくらい激烈に良かった。エビ中はこのスタイルでも全然耐えられる、いや、その言い方は失礼やな、このスタイルで十分に魅せられるようになったんやなと。まあ、相変わらず約一名はアレな感じの歌ではあるが、そこは他がカバーする、というのがエビ中のいいところ。
そして、生バンドの演奏も最高やった。ただ演奏してるだけではなく、今回のライブの雰囲気に合わせた最高のアレンジを入れてきてくれた。特に後半のサックスは、それこそアイドルコンサートではまずお目にかかれないアレンジ。それでも大丈夫なくらいに、エビ中の楽曲は良いものが多くて、そしてそれを歌いきれるだけの力をエビ中は持ってるんやなと。

カバー曲があるので映像化は難しいかと思うが、エビ中楽曲の音源だけでもなんとかしてくれないものかと。配信のみでもいいし、BDのおまけとかでもいい。もう一度聞いてみたいし、会場に来れなかった方にもぜひ聞いてもらいたい。
いや、今回はむしろ映像は要らない。ただ歌を聴くだけの方がいいかもしらん。

17時半から2時間ちょっと、全24曲、虫の音がたくさん聞こえる秋の夕方の野外ステージ、生バンドによる演奏、ヲタどものだみ声もなく、じっくりと素晴らしい歌と演奏を楽しめる、本当に良いところばっかりの素晴らしいステージやった。
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…MCを除いてwww
ここだけは相変わらずほんまグズグズやなと。だからエビ中なんやけどw

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(第2部 ライブ前後の色々)



10時頃、ファミえんから一緒に帰ってきた近所のドルヲタ兼ベイスターズファンと合流し、横浜某所(横浜とは言っていない)を出発。2度の渋滞に巻き込まれながら、15時頃秩父駅周辺に到着。駐車場を探してるときに軽く左前のバンパーを擦ったりしながら、西武秩父駅前の駐車場を確保。
ちょうど駅に止まってた「銀河鉄道」(この話とは全く無関係w

今回はライブの性質上派手な服装はやめた方がいいかなぁ?っていうのも考えて、いつもの湘南ベルマーレユニ(背番号6)はやめて、京都サンガポロシャツ(背番号3)を着て行くことにした。まあ、公式ユニとか着てる人も少なくて、結果的に正解やったかもしらん。

路線バスがなかなか来なさそうなので、2人でタクシーに乗車。行先を告げようとして、「ミューズパークの…どこやったっけ?」とツレに聞いたら、運転手さん「音楽堂でしょ?」www  昨日、バンドのおねえさん(多分ストリング系の人たち)を載せた」と言ってたので、それで分かったんかと。

15時半頃、現地到着。
とりあえず物販列に並ぶ。今回はタオルと缶バッジ、そしてTシャツも買ってしまった。今日はちょっと特別な日なんで、生写真も3セット購入(ってファミえんも3セットやったやんけw)。

ツレは秋ツアーや生写真の取引があるってことで一旦別れて、別のツレと合流。ローソンで取ったももクロの缶バッジとか、さっき買った生写真の安っさん2枚などを差し上げたりしながら、開場待ち。

16時半、開場。ツレは先に入り、俺は連番相手の方待機。連番相手の方とも無事合流でき、入場。
入場門前にお花が。ちょっと少ない気がするが…。


※ここからライブ終了までは第3部で…。


ライブが終わり、連番相手の方とお別れし、一緒にきたツレと合流。以前からTwitterのフォロワーさんでツレと連番していた方と初見なのでご挨拶。色々ドルヲタトークをしながら、30分ほどシャトルバス待ち。
シャトルバスで秩父駅に着き、先ほどお会いした方は電車で帰るといことでお別れ。さて帰るか、ってところで開場前に会ったツレから「シーメーでもどうですか?」とDMが来たので秩父の牛角に合流。駐車場には、エビ中仕様の痛車(ロードスター)が停まっていた。まあ、そういう客多いわなw
牛角で注文取りに来たおねえちゃんが去り際に「エビ中行ってきたんですか?」と。「私も行きたかったんですよ~」と。いや、じゃあなぜここでバイトをしているwww

ひとしきり反省会をして、11時過ぎに出発。
途中道を間違えるも、1時半過ぎにツレを自宅近くに降ろし、2時に自宅到着。家に帰るまでがちゅうおん、無事帰宅。

次の日、タオルを洗濯機に入れようとしたところで、タオルの柄に目が留まった。おっと、全部音楽関係の記号ですやん!(気付くの遅っ!

あと、トランペットのルイス・バジェさんが超売れっ子トランぺッターやとツレが言ってたので調べたら、こないだタワレコで取ってきたフリーペーパーにおもっきり載ってた。エビ中ってなにげに人脈も広いよなぁと。

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(第3部 ライブレポート)

17時半、大型モニターでEP5の宣伝が。7/16のライブが完全収録というテロップで拍手が起こる。1分ほどの宣伝の後開始、という映画館方式。

以下、セトリとライブの流れ。下線付はいつもと違うアレンジになっていた曲(だいたいスローバージョン)。

  1. life feat. bird (MONDO GROSSO)
  2. (MC)
  3. summer dejavu
  4. イイトモ
  5. 君のままで
  6. 大人はわかってくれない
  7. お願いジーザス
  8. (MC)
  9. 楓 (スピッツ)
  10. 花束を君に (宇多田ヒカル)
  11. LOVE LOVE LOVE (DREAMS COME TRUE)
  12. マカロニ (Perfume)
  13. ray (BUMP OF CHICKEN)
  14. サイン (Mr. Children)
  15. 歌舞伎町の女王 (椎名林檎)
  16. (MC)
  17. U.B.U.
  18. ポップコーントーン
  19. どしゃぶりリグレット
  20. アンコールの恋
  21. 幸せの貼り紙はいつも背中に
  22. (MC)
  23. 手をつなごう
  24. 買い物しようと町田へ
  25. 日進月歩
  26. YELL
  27. さよならばいばいまたあした
  28. (MC)
  29. 涙は似合わない

まずはバンドメンバーが順番に出てきながら、徐々にイントロの音が重なっていく。ん?これはいきなりカバーか?しかもなんか聞いたことあるぞ?
歌パートになり、まずはたなひーが一人で歌いながら上手から登場。続いてみれい、ぽーちゃん、ぁぃぁぃ、りったん、安っさん、まやま、と一人ずつ登場。このあたりで、「あ、MONDO GROSSOか!」と気づく俺。(タイトルは後のMCで「life」と判明)。初っ端からなかなかの選曲でかましてきたな!っちゅーことは、今日はカバー曲が結構あるってことかな?それは楽しみ。

最終的なフォーメーション?はこんな感じ。
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Cho Cho Tr Sax Vn Vn Va Vc
 Gt Bs  Key/P  Dr Per Gt
  10  7 11  6 12  5  3
(客席側)
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一曲目が終わり、いつもの挨拶…ではなく、みれいちゃん「人恋しい季節になりました、私たち…」と今回の特別バージョン。各人の自己紹介も、いつものコール&レスポンスはなし。まあ、コール禁止やねんから当たり前やねんけどw
そして、軽くMCをするも、"カミスト"まやまが安定のかみかみぶり。「こばむし」とかいうぽーちゃんの相変わらずな意味不明の発言。さらにはたなひーまでかむ、といういつものエビ中が。1曲目のかっこよさとの落差ねw

全員椅子に座ってからの二曲目、「summer dejavu」。「!!!。マジか!?」イントロが流れた時点でテンションが上がる俺。
去年のファミえんのテーマソング。この曲が大好きな俺。しかしながら、それ以降のライブでは演奏されず、CDにも収録されず、さらに今年のファミえんでも演奏されず、と完全に干されていたんだが、ついにきたかと。なんとなく海のイメージがある(多分PVが沖縄の海岸で撮ってたからやろう)が、今日みたいな雰囲気にも合うなと。しかも、みんな椅子に座ってしっとり唄う感じもこの歌にピッタリ。もうこれが聴けただけでかなり満足。
しかし、初っ端から MONDO GROSSO 2連発とは、なかなか思い切ったセトリ。

その後は、「いいとも」「君のままで」「大人はわかってくれない」「お願いジーザス」といよいよエビ中曲が。「いいとも」はライブで初めて聴くのでよかったなと。


軽くMCの後、ソロコーナーへ。ここは、前に歌った人が次の人を紹介する「夜のヒットスタジオ方式」で進行(はい、おっさん)。

以下、紹介のセリフ。(最初はこのパートラストのみれいちゃんから紹介)
(安本) 「最近ジムに行ったりしてOLみたいな生活をしている」
(廣田) 「冷凍ミカンを皮ごとガリガリ食べる」
(小林) 「(水分補給用に置いてある)ホットドリンクのボトルが自分の生誕グッズでご満悦」
(中山) 「1週間前に前髪を切って、2日前に前髪を切って、今日前髪を切った」
(柏木) 「千葉の家から4時間かかるので、一人だけお泊りした」
(真山) 「連絡したら2日後に連絡が返ってくる」
(星名) 「ザ・適当な女。でもしっかり決めるところは決める」

まずは安っさんの「楓」(スピッツ)。最近ちょいちょい思うことなんやけど、今回もちょっとなんか不安定な感じがしたなぁ。感情が入るようになった分、昔のように絶対はずさないってのがなくなった感じかな?

ぁぃぁぃは「花束を君に」(宇多田ヒカル)。まあ、ぁぃぁぃは間違いないやろ。ただ、前は歌声としゃべり声が完全に分けられていたが、それが混ざってきてる気がするなぁ。高音部でちょっとしゃべり声が出てる気が。専門的なことは全くわからんが、ちょっと唄い方を変えた方がいいかもしれない。

ぽーちゃんは「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)。これがなにげに良かったなぁ。元曲とは全然印象が違うけど、優しい「LOVE LOVE LOVE」になってたというか。ソロコンで唄った「私の宇宙」もそうだが、ぽーちゃんの歌声は、こういうスローテンポの曲にとてもマッチすると思う。

そして、りったんの「マカロニ」(Perfume)。これですよこれ、問題作w 「ん?マカロニってこんな曲やったっけ?」って思ってしまった(汗。「でも安心できるの~♪」が全然安心できないというねw 以後この歌は「莉子ロニ」と呼ぶことにしましたw でもやっぱり堂々と歌えるようになってるのがよろしいな。
ここは、後ろの6人の振付がちょっとかわいかったなぁ。

たなひーは「ray」(BUMP OF CHICKEN)。たなひーは決して声が高くないので、こういうロック系が似合いますな。俺はまやまが一番歌がうまいと思ってるんだが、やっぱりたなひーがエビ中の歌姫なんかなと。

まやまは「サイン」(Mr. Children)。ミスチルの歌は桜井和寿でないと唄いきれないという曲が多いので、さすがのまやまも相当苦労してるように見えた。これはまやまの実力が出せてなかった気がして、ちょっと残念。

最後にみれいちゃんの「歌舞伎町の女王」(椎名林檎)。曲紹介聞いたときは「おいおい、大丈夫か?」と正直思ったが、ところがどっこい、めちゃくちゃ良かった。俺の中では間違いなくこれがソロコーナーの一番。「みれいちゃんにはこんな曲が似合うんや」とみんなが思ったんちゃうかな?これは、みれいちゃんの新しい魅力が出てきたんではないかと。

ソロコーナーで歌った曲は、全部わりと知られている曲なので、客も感情移入しやすくてよかったんやないかと。後からスタッフ(主に校長)選曲ということを知ったが、エビ中のスタッフはやっぱりセンスがええなと。ちょうどええラインを持ってきたなと。特に、みれいちゃんにこれを唄わすと決めたヤツは、ボーナスアップでもええでw

そして、安っさんぁぃぁぃまやまに対してはちょっと厳しめの感想を持ったが、決して聴けたもんやないというわけではなく、十分に聴かせる歌を唄っていたと思う。「お前らの実力はそんなもんやないやろ!」っていう激励の意味も込めて。


ソロコーナーが終わり、「U.B.U.」「ポップコーントーン」に。ここで、メンバーのフォーメーションが下手から出席番号順に変更。まあ、だから何ってわけでもないんですが。
2曲終わって、たなひー「次は最近あまりやってない曲をアレンジを変えて」という紹介からの「どしゃぶりリグレット」。いきなりソプラノサックスがきて、なんかちょっと歌謡曲感が出てたが、とてもいいアレンジになってて、ちょっと大人になったエビ中にはちょうどええ感じのアレンジになってたかも。なんかもう全然違う曲に聞こえた。
続く「アンコールの恋」もスローアレンジで。そして「幸せの貼り紙はいつも背中に」。
ここの3曲のところが、今回のちゅうおんの一番の見せ場やったかもしらん。

MC。しばらく沈黙が続く。完全に曲紹介を忘れていたまやま。「グルーヴ」がなかなか言えないぽーちゃん。「雰囲気が変わっても、MCだけは変わらない」と開き直る安っさんw

「手をつなごう」もアレンジバージョン。そしてまさかの「買い物しようと町田へ」。ここでバンドメンバー紹介が入った。確かにバンド紹介にはちょうどええ曲かもしらん。
次に、聞いたことない曲が。新曲か?カバーか?と思いつつ聞いてた。後から聞いたら、春ツアー後半から突然入れてきた「日進月歩」という曲らしい。
そして「YELL」のスローバージョン。これは原曲とのイメージがゴロッと変わりますな。もちろん同じ歌詞やのに。
からの「さよならバイバイまた明日」。ここでもってくるかこの歌。もうちょっと色々ヤバいんですけど。

ここでMCぽーちゃん「時間の関係で次が本当に最後の曲です!」と強調。アンコールなしやからな!するなよ!絶対するなよ!(ほんまにするなよ!)ってことかw まあ、普通に帰られへんようになるしな。
そして安っさん「自分の好きなこととか信じていることがあるから、私たちは、絶対負けない!」からの「涙は似合わない」。お、今回はちゃんと曲に合わせたセリフが言えた!www

最後にバンドメンバーを送り出し、舞台下手側から順に手を振ってメンバー退場。すぐに公演終了のアナウンス。時計をみたら19:45。まだ早いようやけど、東京に23時に着こうと思ったら21時前の電車に乗らなアカンので、結構ギリという。やっぱり、秩父遠い。そらたなひーも前乗りするわなw

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(おまけ)

今回のライブを観て思ったのは、「このバンドがついていてくれるなら、これからのエビ中は何も問題ないな。」ということ。
エビ中の入口となりやすいのは安っさんとぁぃぁぃ。その一方が抜けることは、新規のファンを増やすという意味では大きな痛手。でも、今回のようなことができるのであれば、少なくともエビ中のファンが大幅に減るということはないやろう。そして、こんなライブもできるんですよ、ということを広く知ってもらえるようにすれば、むしろ今までとは違う層の取り込みもできるんではないかと。

まあ、俺は去ることになるやろうけど…。

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