たこやきレインボー - ダブルレインボー

2018年2月28日水曜日

Album Idol Music

t f B! P L
2/21発売のたこやきレインボーの2ndアルバム。約1年ぶりのリリース。
オリコン週間8位ということで、初のベスト10入り(まだ2枚目やけど)。

前作は、キダ・タローという超大物wを筆頭に、小春(チャラン・ポ・ランタン)、富樫明生(m.c.A.T)、福富幸宏、松隈ケンタなど、なかなかの面子に曲提供してもらっていたが、今回もなかなかの布陣。
表題曲「卒業ラブテイスティ」の大塚愛を筆頭に、「ネンジルノ」の藤井隆、「虹色進化論」のJeff Miyahara、「Pa Pa Pa Party」のMINMI、「輝け!おっサンシャイン」の津田紀昭(KEMURI)、等々。そこに、おなじみのヒャダインを加えて、intro/outro入れて全12曲の構成。デビューからずっと曲を作ってきてくれた浅利進吾が入ってなかったのが少し残念ではあるが。

やっとアイドルらしいかわいいジャケ写がきたw

封入ステッカーはまいまい!久々ちゃうかなぁ?

タワレコ購入特典「NO MUSIC, NO IDOL?」のポスターも無事ゲット。

さらに、「なにわンダーランド2017~OH!CIRCUS~」のライブCDと同時購入特典の手提げ袋も無事ゲット。
 


前作の「めっちゃDISCO」のような激ハマり曲はないが、新曲は総じて良いのではないかと。俺好みなのが多い。
中でも「ネンジルノ」がヤバい。公式サイトの説明でも、80年代後半~90年代前半のアイドルソングへのオマージュとあったが、まさにそんな感じ。この辺の曲調はいい。俺がただおっさんなだけ、ってことかもしらんけどw

前作はかなり関西色を出したアルバムで、関西以外でのウケが悪いんちゃうんかなぁ?と思っていたが、意外と好意的に受けとめられていたので良かったな、と思っていた。
しかし今作は、関西色はだいぶ薄くなったが、まあ別に曲で関西色を無理矢理出す必要はないと思っている。同じ大阪拠点のNMB48、大阪☆春夏秋冬、PassCodeなんかも、関西色の強い曲はそんなにないし、Negiccoは全曲で新潟色を出してるか?って話ですな。関西色は、しゃべり方やタレント活動で出していけばええんちゃうかと。

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今回のアルバムは、良く言えば超攻撃的な、悪く言えば無謀な、そんな挑戦をこれからたこ虹はしようとしている気がする1枚かもしれない。理事長の命なのか、店長・番長の考えなのか、はたまたメンバーの意見なのか、あるいはavexの意向なのか。真相はわからないが、少なくとも、これまでのたこ虹とは明らかに違う方向に向かってるなと。このアルバム聴いて、そしてアルバム発売後のリリイベに行ってそう思った。

乱暴な言い方をすると、スタダのファンって「暴れたがり」やと思っている。実際に乱暴を働くという意味ではなくて、うりゃおい!とかそういう感じのこと。それを求める人たちにとって、ここ1年くらいのたこ虹は、おそらく「思ってるのと違う」のやろう。俺の周りにいたまいまい推しの人たちも、この日は多くが別のところに行ってしまっていたし、全体的にイベントに来ていた人数も少なかった気がする…。

「たこ虹にとって、今回のアルバムは挑戦的である」と思った理由はここにある。要は「暴れられる」曲がない。今回のリリイベを観てても、コールが入る場面はほとんどなく、大きな動きといえば、RAINBOWのレインボーポーズと、シャナナ☆のタオルくらい(しかもシャナナ☆はアルバムの曲ではない)。
そして、そんな曲が多い理由は「なにわンダーたこ虹バンド」ではないかと。今回のアルバムの曲、バンド生演奏しやすい曲を揃えている気がする。まあ、音楽の専門家ではないし、音楽理論にも詳しくないので、ほんまはどうかしらん、あくまでイメージやけど。去年のライブから生バンドは取り入れているが、全曲が生バンドというわけではない中途半端な状態やった、と聞いている。なら全部生バンドでやれる曲にしてやれ!そういう考えなんかな?と。

これまでは勢いでそれなりにやってこれたところはあるが、勢いだけで言えば同じグループ内ですら、九州のでもしかしとか、ロックな日本趣味とか、ぬるぬる宇宙船とか、ピンク色の海老とか、その他色々出てきているわけで、このままやっててもなぁ…、ということは、運営もメンバーも感じているのではないかと。そしてこの現状をタレント業とかではなくて、あくまで歌で打破しようとしている姿勢が、このアルバムからは見える。あるいは、脱アイドルを目指しているのかもしれない。大阪はアイドル不毛の地と言われている。ならば、アイドルではなく、1つのアーティストグループなっていこう、ということなのかもしれない。avexはアイドルを売るのは下手かもしれないが、アーティストを売り出す力はすごいし。

この新しい挑戦は、おそらく険しい道のりになるやろう。これまでのファンの少くない数が離れていくと思われる。特にスタダDDは。実際もうそれが起こっているのは、俺が肌で感じている。
それでも、そんな険しい道を進もうとしている彼女たちを、これからも微力ながら応援していきたい。そう、俺がたこ虹を応援を始めた一番の動機は「大阪やから」やねんから。アイドルだろうが、アーティストだろうが、お笑い芸人だろうが(え?w)、形態は何でもいい。たこやきレインボーというグループが大阪から全国へ、そしてアジアへ、世界へ旅立って行ってくれるなら。

とりあえず、新喜劇はよ!(なんか言うてることが違うw

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以下、全曲レビュー(っちゅーほどの代物ではない。ただの感想)。


#1 Double Rainbow -introduction-
アカペラだが、なかなかよくできている。リリイベでもかなりうまくできていた。このたこ虹の歌唱力の高さがもっと伝わればええんやけどな…。

#2 レインボーロード ~駆け出した靴~
KiWiという2人組の曲提供。avexの紹介で楽曲提供となったらしいが、この人たちの世界観は、なにわンなんかにはすごくマッチしてるかもしらん。avexも真剣に考えてやってくれてるんやなというのがわかる。

#3 じゅう!そう!フリーダム!
詳細はシングルの感想を参照で…と書こうと思ったら、シングルの感想は書いてなかった(汗
シングルのB面曲からこの一曲がアルバム入り。ここで関西色を出そうとしたのかな?俺は結構好きな方だが、関西の難読駅名・地名の羅列で、関西以外でウケるかどうかはちょっと心配…。

#4 Pa Pa Pa Party
MINMIのノリノリ曲ってこんなんよね?って感じの曲。少し前に配信限定でMINMIの代表曲の1つ「シャナナ☆」のたこ虹カバーがリリースされたが、こちらも違う趣でノリノリの曲。パジャマパーティーのイメージらしいが、じゃあ今度のなにわンではパジャマ衣装確定ですな!w

#5 Whoop It Up!
作詞がついこないだ超特急を脱退したコーイチこと吉野晃一。方向性の違いってことで超特急を急に脱退したが、こういうことがやりたいってことなんでしょうかね?
ミュージカル風の曲調で、これもなにわンでは似合いそう。

#6 輝け!おっサンシャイン!
なんとなくタイトルは「おっ!サンテレビ」から取ってる気がするが…w
今回のアルバムでベタなアイドル曲って意外とこれだけかも?
途中のピンポンピンポンは何度聴いても騙されるw

#7 卒業ラブテイスティ
本アルバムの表題曲。大塚愛提供。
曲調は確かに中田ヤスタカ風だが、そこを除くといかにも大塚愛って感じの曲かなと。大塚愛といえば「さくらんぼ」の印象が強いと思うが、実はこういう感じの曲の方も多い。
歌詞だけ見たら「およげ!たいやきくん」と大差ないが(あるかw)、乙女の恋心を表してる良くできた曲やなと。
難易度はかなり高いと思うが、特にサビの部分などは思春期の女の子らしい感じが出ている唄い方で、非常にいい曲に仕上がってると思う。

#8 RAINBOW~私は私やねんから~
シングル曲。
これはリリイベの感想でも書いたが、俺は正直ハマっていない。「それそれそれそれ!」のところ(Aメロってことになるんかな?)がなければ、それなりにハマってたかも?要はあの部分が非常に異質に聞こえる。ダイバーシティーで受け入れろ!ってことなんか?w

#9 ネンジルノ
最近独自レーベルを作って音楽活動も熱心な藤井隆が曲提供。
前述したが、90年前後のアイドルソングって感じで、ちょっとハマっとります。
そういや、昔の歌番組はどれも生バンドでやってたよなぁ…。

#10 まねー!!マネー!?Money!!
シングル曲。
RAINBOW同様、これもちょっとハマっていない。これはサビのところかなぁ?ゼニやゼニや!みたいないかにも関西の(間違った)イメージにはピッタリやとは思うが、B面なら全然いいけど表題曲でこれはちょっと…、というのが正直な感想。CMJKの曲は基本的に好きなんだが…。

#11 虹色進化論
これもなにげに90年前後の曲って感じがしている。特にサビのところ。
曲提供は Jeff Miyahara 。失礼ながらよくわからなかったので調べたら、俺的超名曲の1つ、Spontania feat. JUJUの「君のすべてに」を作った人やった…。やっぱりこの辺がavexの力なんかなぁ?

#12 Double Rainbow -Reprise-
これでアルバム終わり!っていう感じは出ていてよい。

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